【エロゲ】クロスクオリアセット 感想
タイトル | クロスクオリアセット(ひとりのクオリア/ふたりのクオリア) |
ジャンル | ノベルゲーム |
原画 | 笛 |
シナリオ | J-MENT |
感想
最初の発売日から1年以上の延期を経てようやく発売されたクロスクオリアセット、クリアしました。
2本合わせて4日ほどで終わりました。ボリューム的には価格相応かな?
発売前のニコ生での宣伝番組で、片方だけやるんでも大丈夫、2つの作品のキャラが少し関わりあうこともある、みたいなこと言ってた気がするけど割とそうでもなかった。
ネタバレ(?)につながるので最後のほうで。
僕はひとりのクオリアの方からプレイしたのですが、たぶんひとりのを先にやったほうがわかりやすい。
シナリオ
○○をしよう→次の日
みたいに、○○のシーンがすっ飛ばされるということがままあって、その最中で出来事について喋られて、あれっとなっていたのですが、ドラマCDに入っていたのがいくつかありました。
あのドラマCD、別に特典というわけでも無いので普通に本編に収録しておいてくれればいいのになんで分けたんだろうか。
まあ、それ以外でも話飛んだと思うようなシーンが幾つかあったので、気にしてたらやってらんないですね。
本編終了してからわざわざ聞いて嬉しいような内容でもなかったので、できれば本編のそのシーンに差し掛かったタイミングでドラマCDを試聴することをおすすめします。無理だな。
シナリオ自体はそれなりに楽しめたのですが、不完全燃焼感がすごい。
テキスト
文章自体が結構好みで読みやすかったです。
キャラも基本的に頭がいい子達なので苛つくこともなくていいですね。
グラフィック
とてもきれい。
よくある背景+立ち絵の方式ではないと聞いてたので基本的にシーンCGだけなのかと思ってたのですが、なにもないときは背景+表情(パッチで追加)でした。
なのでCG数は思ってたより少なかったです。
あの長さ(と価格)を考えたら妥当~多い方なのかな?
音楽
OPやEDと言った小洒落たものはありません。
BGMの雰囲気はいい感じでした。
まとめ
ドラマCDに対する疑問と、終わり方以外は結構楽しめました。
...ネタバレ回避しようとするとなんかほとんど言えることがないww
ネタバレ注意
以下はネタバレ有りで書くので注意。
「ひとりの」の方は真希理の引きこもり解消、「ふたりの」の方はナツメが能力の理解者を得てパートナーも得て、と一旦お話に一区切りは付きました。が、花梨の正体とかギンザの正体とかナツメの能力の正体とか、語られてないことが多すぎる中で「終わりのクオリア」に続く、と...
いつ出るんですかねえ...
「ひとりの」の方は真希理と花梨が結ばれて、真希理が学校に行って、なんだかんだ失顔症がどうにかなって。花梨についての話って一切出ていなかったので普通にこのままエンディングだなあと思ってたところでの不意打ちだったのでかなりびっくりしました。
「ふたりの」の方も真希理を中心にナツメが行動する事が多く、「ひとりの」をやってないとちょっとわかりづらかったんじゃないかなあ。ただこちらは、ギンザの正体と左右の世界については重要な要素だったと思うので、え?終わり?みたいな感じでした。
ただこれ、両作品とも「終わりの」へ続く、ってことは結局「終わりの」をやるときに両方やってる前提になってしまうのではないかなあ、と思う。
「終わりの」は誰視点で話が進むんだろうか。
まさかの鉄馬くんとか。
ナツメ母ってどちらかと言うと花梨母って言われたほうが自然な外見してるし気になるところ。作品通してまともに登場してる大人がナツメ母(と先生?)くらいだったので、たぶんまだまだ重要な役割を持っているでしょう。
記憶を無くしていて、一般的な料理ですら知らないようなギンザがナツメ母子とカラオケに行って何か歌えるんだろうか。
「ひとりの」最終盤で、真希理が制服の代えを取りに家に帰ったことをナツメが知っていたのは、おそらく左右の世界で正解でない世界で見たのだと思ったけど、「ふたりの」でそのシーンはなかったですね。「終わりの」でやるんでしょうか。
ナツメとギンザの二人が左右の世界を見ることができるので(左右の世界を作れるのはナツメだけ?)、それぞれ別の世界を見ることによって不正解の世界を選んだとき、他方にその世界での出来事を聞くことができるので実質あの能力のデメリットが激減してますね。
おそらく「終わりの」では左右の世界を積極的に利用して何かを解決していくことになるのではないでしょうか。
と、こんな感じで妄想が捗るお話は好きですね。
でも、なんだかんだ楽しめてはいるけれど、あの終わり方ではさすがに人に薦めることはできないですねww
終わりのクオリアを(発売日的にも)期待しないで待つことにします。